2018年2月26日月曜日

A様邸ランプシェード

東京都A様邸のランプシェードを製作させていただき、
先週末にお打合わせを兼ねて納品へお伺いしてきました。

ペンダントライト:紙、φ540×H270、真鍮ソケット

 当初は木のペンダントライトを、
というお話をいただいていたのですが
話し合いをする中で紙で製作することに。
A様邸の家具を数点製作させていただいていて
それらが直線的なので、敢えてランプシェードを有機的なものにして
アクセントにしました。

直径が54cmと大きいので、
製作中は型から外した後に歪みが発生したり
重量バランスが難しかったりと、
製作に入る前には考えなかったような
課題が出てきましたが、無事取り付けられてホッとしています。





 今回の納品は妻と娘も一緒でしたので、帰りには
なかなか行く機会の無かった2k540 AKI-OKA ARTISANへ。
ここ数ヶ月、時間調整がうまく出来なかったこともあり
家族での外出は久しぶりでした。

2018年2月20日火曜日

I様邸テーブル

山梨市のI様邸のテーブルを製作させて頂きました。

ダイニングテーブル:W1600*D800*H710
栃一枚板、オイル仕上

 ご自宅を新築されるのに合わせて、今回テーブルのご依頼をいただきました。
こちらの天板は、お客様のお祖母様が戦後作業机として使われてきたものを
削り直しています。
天板に入る腐朽菌の模様などから、丸太のままである程度乾燥させて、それから
挽き割ったものと推測されますので、
伐採から100年近く経っている材だと思います。

天板裏の一部に、長年作業机として使用していた面影を残す耳の部分があります。


 お打ち合わせをする中で家の雰囲気やお好みをお伺いし、
板のエッヂには少しモダンな雰囲気を取り入れて
部屋に馴染むよう心がけました。



 栃はかなり白い木ですが、このままだと少し部屋の雰囲気と馴染まないので
お客様と塗装サンプルを見ながら柿渋+オイル仕上げを選びました。
現状では少し茶色みがかっているくらいですが
これからぐっと深みが増してくると思います。

2018年2月17日土曜日

K様邸収納

甲府市のK様邸の収納を製作させて頂きました。


玄関収納:W2550*D450*H1000,山桜オイル仕上


シンク裏カウンター収納:W2730*D450(サイドパネル除く)*H1000
ナラ突板、ホワイトオーク無垢オイル仕上



取手はK様の後輩にもあたる靴職人のYUTA MITSUMORI君にお願いして、
ヌメ革で製作しました。ミニマムな取手ですが、存在感は抜群です。


カウンターテーブル:W4000*D500*H700、ナラ集成材

壁際には長いカウンターテーブルも。
当初は中間に脚を付けずにいこう!という話になっていましたが、
写真のとおりたわみが気になるので、後日脚を取り付けました。



こちらはお客様のアイディアで、既存の棚の上にフリー板(集成材)を載せただけ。
ほとんど製作はしていませんが天板を載せるだけで統一感が出て良い雰囲気に!



 K様邸は新築ではなく、ビルのリノベーションでした。ご自身も工事に携わりながら
ご新居を完成させていました。
愛着のある空間の中で、愛着の持てる家具になっていってもらえたら嬉しいです。

2018年2月13日火曜日

2017年から2018年へ。

更新がしばらく滞っていました。
ありがたいことに、年末年始も色々とご依頼いただき、
製作をしています。
ただ、ドタバタで写真を撮り忘れることがしばしばで、
もう少し気をつけなければと思う今日このごろです。

そんな中から、写真が残っていた数件の事例をアップします。


東京都板橋区のA様邸
ブラックウォルナットの本棚です。
新居にあわせてご依頼頂きました。
本体は無垢ですが、棚板は可動棚で反る可能性が高いため
突板の仕様です。


笛吹市御坂町のK様邸
栗の収納棚です。
キッチンのリフォームにあわせてご依頼頂きました。

材料は、山梨県産の栗を使用しました。
県産の広葉樹は流通量が少ないため、
手にする機会が少ないです。
今回の材は、縮杢がキラリと光る
良い材料でした。



山梨県甲州市 皆吉

うどん・ほうとうの名店【皆吉】様の座卓を製作させて頂きました。
樹種は山桜です。
お店は築130年を超える古民家です。
店内の雰囲気に馴染むような意匠を心がけて製作しました。

1月は比較的落ち着いて製作ができたように感じますが
今月から、また慌ただしい日々が始まっています。

なるべく慌てず、ひとつひとつの仕事を丁寧に施工することを
常に頭の片隅に置いて、怪我をしないよう製作していこうと思います。