2014年12月31日水曜日

年末

今年もあと数時間で終わろうとしています。

我が家では毎年30日に餅つきをして、
大晦日に蕎麦を打って年を越します。

今年は家族の他にBACCHUSの吉田くんと
友人のAzizがやってきて一緒に餅つきをしました。

朝は山梨市には珍しく、濃い霧が立ち込めていました。



Azizは柔道を習っていて、
その縁で餅つきは2度目とのこと。


吉田くんも実家ではあまり餅をつかないとの事で
新鮮だったようです。



鏡餅作りも手伝ってもらいました。


2人が帰ったあとは、最後の木工仕事。
自宅用の本棚作りをしました。

今年は多くの皆様に支えられ、
無事年を越すことが出来そうです。

来年はより多くの方に丸山農園工作室を知っていただき、
より良い製品を作っていけたらと考えています。


今日はこれから実家に帰ってそば打ちです。


皆様、よいお年を。

2014年12月15日月曜日

整理整頓



展示も終わり、次の製作まで少し時間が空いたので
作業場の整理をしました。
気づかぬ内に貯まっていく端材。
棚を作って大きさ、長さごとに整理しました。

樹種がごちゃ混ぜになっているので
他の人が使おうとすると、とてもわかりづらいかもしれません。
でも、自分で使っている材料なので
これはあの時の材料の端材だな、と
樹種だけでなくいつ使ったものかまで
ある程度判別出来ます。
自分の作業場だからこそできる整理方法ですね。

スベースも広くなったので
以前より効率良く作業できそうです。

2014年12月9日火曜日

ウィーアーバッカス!!!終了しました。

丸山農園工作室として初めての展示、
初めての合同展が終了しました。

予想を上回る多くの方にご来場いただき
感謝、感謝です。

甲府に都市型のゲストハウスを作るという
BACCHUSの取組みに関われることは、
刺激的で、創造的な時間を予感させました。

これから、恐らく面倒なことが沢山でてくると思います。
BACCHUSの2人とモメることが
沢山あると思います。
でも、そんな小さなことよりも
楽しい毎日に思いを馳せています。

今回は少しだけファンタジーの世界を具現化しました。
実際のゲストハウスには、このような家具は想定していませんが、
夢の現実の間を行き来するような時間を感じてもらえたらと
製作しました。


普段は土間の空間に床を作ることから始めたので
なかなか大がかりな展示となりました。
その甲斐があってか、多くの方に喜んでいただけて
ホッとしています。

阿部ちゃんの陶器も素敵で、
こんな器で飲み物が出てきたらいいなぁ、なんて
想像してました。


脱力系の看板文字はBACCHUS代表、野田君の力作。
これでも一生懸命書きました。


ウィーアーバッカス!!!展でお出迎えしたカウンター。
ノックダウン式とは思えないような仕上がりになりました。


展示期間中にはカナダの作家、リアン ドゥニックさんの展示も。


阿部ちゃんのうつわ。
漆仕上げのものもあり、素敵です。


可愛いモデルさんとのコラボ!



BACCHUS NIGHTと銘打ったイベントでは、寿司+日本酒!


ライブも盛り上がりました。




the no earとBACCHUSのコラボ!
まさかの感動の展開でした。


多くのおみやげをいただきました。














丸山農園工作室と共に
来年夏に開業するゲストハウスに
ご期待ください!


最後に、展示準備を手伝ってくれた
美術作家の斉藤翔君、若き料理人ユウヤ君、
the no earの皆様、そして、富雪のリエコさん、ヒデさん。
本当にありがとうございました!

2014年11月30日日曜日

ウィーアーバッカス!!!展、始まりました。

 11月29日より、
甲府のcafe&Gallery富雪さんにて
ウィーアーバッカス!!!展が始まりました。


準備期間中には、12月6日のBACCHUS NIGHTで
ライブをしてくださるthe no earの佐川さんも
製作のお手伝いに来てくれて、一緒に作業しました。


 富雪さんは普段は土間なのですが、
今回はBACCHUSが作るゲストハウスのラウンジを
作るということで、床を貼りました。


陶芸家の阿部ちゃんの陶器も素敵です。



僕は普段作らないような、
ちょっと不思議な家具を製作しました。
製作は、妄想と現実の間の世界をイメージしながらの作業でした。

会期は12月7日まで。
皆様のお越しをお待ちしております。

2014年11月11日火曜日

軽井沢へ。

今日は朝から色々と動いた日でした。

朝は7時から甲府駅北口で行われていた得々三文会へ。
DEPOTの宮川さんと、PRIME甲府の鯉淵さん。
県内で進めている倉庫の活用プロジェクトについての発表でした。


得々三文会は、名前だけは聞いていて参加してみたかったのですが、
終了時刻が8時と遅いため、僕はなかなか参加できずにいました。
ですが、今回はちょうどタイミングも良く誘っていただいたので、
お出かけついでに参加できました。

色々な場所で、色々な面白いことが起こっています。
良い刺激になりました。



そのお出かけ先は軽井沢にあるホテル。
ご縁があり声をかけていただき、家具を製作させていただきました。

写真は室内。
今回製作させていただいたものは写していませんが、
納品したお部屋の雰囲気はこのような感じです。
その他のお部屋も全て意匠が異なっており、
とても素敵な空間でした。


実は納品したホテルの他のお部屋の家具を担当したのは、
僕の同期が勤めている南澤家具製作所さん。
帰る途中に、少しだけお邪魔させていただきました。

最近導入したというCNCがどーん!と鎮座する作業場は、
僕の作業場とは比べ物にならないほど使いやすそうで
羨ましいばかり。
いつか、
もう少し大きな作業場で作業出来る日が来ることを目標に
日々頑張っていこうと思います。


2014年11月7日金曜日

ウィーアーバッカス!!

友人2人が、ゲストハウスをやると言い出してから
もうそろそろ1年くらいが経ちます。
そのうちの1人と話をしていて、

「じゃあ、一緒に展示をしてみよう」

と、軽い気持ちで提案したのが今から半年程前。


ついに、それが現実になります。


航空券をイメージしたフライヤーは、エミちゃんのデザイン!


ウィーアーバッカス展@cafe&Gallery富雪!!
正直、ここまで本格的なものになるとは思っていませんでした。
でも、これくらい気合が入っていると展示する側として
楽しさがいっぱいです。


今回の展示では、
彼らが作ろうとしているゲストハウスのラウンジスペースを
ギャラリー内に表現します。
そこには友人で陶芸家の阿部ちゃんの器も並びます。
阿部ちゃんの器は、ゲストハウスで使用予定のもの。

僕は会場構成と家具の製作を担当しますので、
展示だけ見れば僕の展示みたいになってしまいますが、
主役はBACCHUSの2人。
展示期間中は2人が在廊していますので、
是非足を運んで、話をしてみてください。
ゲストハウスを訪れた人たちとのんびり話をしながら一杯飲む、
ってのが多分彼らのイメージしている幸せのかたちだと
僕は感じています。

展示期間内には、そんな幸せな夜を表現した
BACCHUS NIGHTというイベントもあります。
ライブあり、出前寿司ありの面白いイベントです。

僕としても初めての試みが多く、
展示する家具(もちろん展示期間中も使用できますし購入もできますよ!)も
BACCHUSのラウンジスペースを意識しながらも
自分の色をかなり全面に出した製品ばかりです。


今回は、BACCHUSの2人も什器製作にチャレンジしています。



什器のデザイン、設計は担当しましたが、
製作は専門的な作業以外は2人に極力担当してもらいました。
まだ完成していませんが、
狙い通り、カッコいいモノが出来そうです!



本音を言えば、家具や空間を見てもらいたいですが、
新たな一歩を踏み出した彼らの
出発宣言のような今回の展示に、ご期待ください!!




【ウィーアーバッカス!!展】

会場:cafe&Gallery富雪
   甲府市中央4−5−37
(駐車場はございませんので、近くのコインパーキングをご利用ください)

会期:2014年11月29(土)〜12月7日(日)
   (月・火曜日定休)
   水・木・金:18時〜22時、土・日:13時〜20時

主催:BACCHUS
黒幕:丸山農園工作室

2014年11月3日月曜日

樅の木

今月最初のお仕事は、
お客様ご支給の材料を使って
コーヒーテーブル作りです。



樹種は樅(もみ)。
クリスマスツリーでお馴染みの木ですね。
今回はデザインもお客様指定ですので
完成品はブログにアップしませんが、
面白いものになりそうです。


それにしても重い。。
生木ということで、それ相応の重さは覚悟していましたが、
どうやらつい最近伐採されたものらしく、
水分量が尋常ではありません。
1人では持ち上げることはおろか、
転がすことすら出来ません。
父に手伝ってもらいながら移動、細切り、
基準面出しと作業しています。

細切りにしたとはいえ、
推定40kg以上ありますので、油断は禁物。
腰を傷めないよう作業します。

2014年10月31日金曜日

ズボンをはいた雲

久しぶりに、専門書以外の本、
それも詩集を買いました。



ロシア・アヴァンギャルドを代表する詩人、
ウラジミール・マヤコフスキーの「ズボンをはいた雲」です。
この本は、知人が2010年に立ち上げた土曜社という出版社から
発刊されています。



―僕の精神には一筋の白髪もないし、
年寄りにありがちな優しさもない!―

「ズボンをはいた雲」より



有名な一節です。この印象が強くて、
マヤコフスキーはどこまでも突き進む革命詩人というイメージでした。

ですが、読んでみると燃え上がるような青春の叫び!というより
繊細な、どうしようもない女々しさのような、
そこには革命的な印象よりも恋愛至上主義のような、
なんとも言えない印象を受けました。
これは僕の感じたことなので、一般的な感覚とのズレは
もちろんあると思いますが、
僕にとっては日本の詩とは違うテイストの文章に触れ、
(それでも読みやすいのは訳が素晴らしいからでしょう)
良い気分転換が出来ました。

これからも専門書だけでなく、
色々なジャンルの本を読んでいきたいものです。

2014年10月29日水曜日

K様邸ソファテーブル

甲府市のK様邸へソファテーブルを納品させていただきました。



既存のオットマンの上にすっぽりと被せるタイプのテーブル。
K様邸には床暖房が設置されているということで、
ソファに座るだけでなく床に座ることも多いとのこと。
そういった場合でも使いやすい高さです。

既成品でなかなか見つけることが難しい製品でも
オーダー頂ければピッタリなサイズに製作可能です。
今回はカバ材のオイル仕上げで製作致しました。

ソファテーブル
W820×D580×H380
カバ材オイル仕上げ
参考価格:¥50,000

2014年10月5日日曜日

ダイニングチェア・ベンチ納品

台風が近づいてきている影響か、
今日は一日雨でした。

そんな中、ご注文頂いた家具を納品に行ってきました。
雨の中、濡れずに車に積み込み、
途中で搬入を手伝ってくれる友人を乗せて
2週連続の東京です。




今回お届けしたのはダイニングチェア2脚とベンチ1台。
以前ご注文頂いたアメリカンチェリーの1枚板テーブルに合わせて製作しました。
椅子はテーブルと同じアメリカンチェリーで、
ベンチは山桜で作りました。
このタイプのベンチは見た目以上に座り心地が良いと
ご好評で、これで3台目の納品です。

アメリカンチェリーや山桜は、色がどんどん飴色に変化する
経年変化が楽しめる材料です。
家で毎日使っていると気づかないことも多いようですが、
本当に同じ材料なの?と思うほど深い、味わいのある色へと変化します。
このテーブルも約半年前に納品した際は
ややサーモンピンク色に近い優しい色合いでしたが、
今は深い飴色に変化する途中にありました。






縮杢も強調されてきた感じ。
このような材料を使ってテーブルを製作できたことは、
家具製作に携わるものとしてとても嬉しく思います。

納品後にはお茶をいただきながら
お客様の娘さんたちと遊んだり、
前日に行われた小学校の運動会のビデオを見せていただいたりと
楽しい時間を過ごさせていただきました。

帰り際には近くにある高円寺麦酒工房へ案内していただきました。
僕は運転ですのでもちろん飲めませんが、
その代わりに友人がしっかりと飲んでいました。




明日からはまた違う家具の製作が始まります。
素敵なお客様との出会いに感謝しながら
目の前にある、今できることをしっかりとこなし
一生懸命作業をしていこうと思います。

2014年9月30日火曜日

今月最後の納品

先日の日曜日、
東京へ納品へ行ってきました。
今月二度目の東京。
いつ行っても都会ですね。


今回納品したのはレンジ台、電話台、スツールの三品。












 電話台とレンジ台はブラックウォルナットで製作しました。
レンジ台の左にある食器棚は、以前納品させていただいたものです。
今後引越しなどでお部屋のレイアウトが変わった場合にも対応できるよう、
大きさを合わせてあります。

スツールはギターを弾く方々から好評の定番の三本脚スツールを山桜で製作しました。
スツールというよりもコーヒーテーブルとして使う頻度が多いとのことでしたので
通常の座面21cmから24cmへ変更しました。
たった3cmのことですが、それだけでスツールもテーブルとしての
存在感が出てきます。
このお宅に引っ越した際に購入されたカリモクのロビーチェアとの相性もバッチリでした。




気づけば、秋。
 



  

冬に向け、色々と準備をしていかねば。

2014年9月6日土曜日

テーブルセット納品

先週の日曜日、
テーブルとベンチのセットを納品へ行ってきました。
ご注文いただいたのは、山桜のテーブルとベンチ。





色々とお話を伺っているうちに、自然と決まった材料と意匠。
お部屋の雰囲気ともマッチして良い感じでひと安心です。
白いホーローのペンダントライトとも相性が良いですね。






 ベンチは色々と考えましたが、シェーカースタイルを
リデザインしてご提案しました。

 

 
 今回ご依頼頂いたM様はご結婚されたばかりで、
その新居にとテーブルとベンチを注文していただきました。
こうして新しい生活に寄り添う家具を製作できることは、
家具を作る人間として嬉しい事です。
 
山桜をはじめとするバラ科の樹種は、色の変化が大きいので
これからの経年変化がとても楽しみです。



ご新居からの夕景。
都心でありながら、とても静かな環境で、
田舎なのにちょっとうるさい作業場で作業している身としては
とてもうらやましかったです。




【参考価格】
テーブル: W1500×D800×H700(mm)   ¥160,000
ベンチ:    W1200×D320×H410(mm)   ¥60,000
(※樹種、意匠によって金額は変動いたします)

2014年8月26日火曜日

納品前

ここ数日は先週と比べると
過ごしやすい日が続いています。
それでも作業場は古いコンクリート造。
一度温まってしまった躯体は、そう簡単に温度は下がらず
相変わらず30度オーバーをキープしています。
あと数ヶ月もすればこれも羨ましく感じるのでしょうか。。

我が家の猫もダレてます。
まあ、いつものことですけど。


本日は作業の合間に今週末納品するテーブルセットの
最終作業を行いました。



テーブルやベンチなど脚物の家具の脚には
フェルトを貼ります。

この作業は、納品前最後の工程。
ただ貼るだけなのですが、
貼り終えると、あとは納品するだけなので
少しドキドキします。



お客様が気に入ってくれるかな、
この先、どんな家具になっていくのかな
なんて考えながらの作業です。

2014年8月22日金曜日

暑い日が続きます。

朝、作業場の扉を開けると、もわっとした空気が充満しています。
躯体がコンクリートなので、昼間の温度がそのまま残っているのです。
夕方に少しでも涼しくなれば良いのだけど、
夜7時の時点でまだ30度以上あります。


ここ数日は旋盤仕事が多かったのですが、大変だったのが
丸棒を数十本作るというお仕事。
50cm程度の丸棒なのですが、直径3cmと1.8cmの2種類を
大量に製作するので、旋盤で作ると時間がかかりすぎて
とても見積もり金額内では出来ません。
そこで色々と考えて3cmの丸棒は3時間で製作完了。



1.8cmは同じ方法だと精度面で問題があるので
再考して明日再チャレンジです。
(画像は丸棒製作用のアタッチメントです)



今までやったことのない作業はもちろん緊張を伴いますが、
いかに効率よく綺麗に仕上げるかを考えながらの作業ですので
ワクワク感もあります。


さあ、明日はうまく仕上がるか。
勝負です。