2014年11月30日日曜日

ウィーアーバッカス!!!展、始まりました。

 11月29日より、
甲府のcafe&Gallery富雪さんにて
ウィーアーバッカス!!!展が始まりました。


準備期間中には、12月6日のBACCHUS NIGHTで
ライブをしてくださるthe no earの佐川さんも
製作のお手伝いに来てくれて、一緒に作業しました。


 富雪さんは普段は土間なのですが、
今回はBACCHUSが作るゲストハウスのラウンジを
作るということで、床を貼りました。


陶芸家の阿部ちゃんの陶器も素敵です。



僕は普段作らないような、
ちょっと不思議な家具を製作しました。
製作は、妄想と現実の間の世界をイメージしながらの作業でした。

会期は12月7日まで。
皆様のお越しをお待ちしております。

2014年11月11日火曜日

軽井沢へ。

今日は朝から色々と動いた日でした。

朝は7時から甲府駅北口で行われていた得々三文会へ。
DEPOTの宮川さんと、PRIME甲府の鯉淵さん。
県内で進めている倉庫の活用プロジェクトについての発表でした。


得々三文会は、名前だけは聞いていて参加してみたかったのですが、
終了時刻が8時と遅いため、僕はなかなか参加できずにいました。
ですが、今回はちょうどタイミングも良く誘っていただいたので、
お出かけついでに参加できました。

色々な場所で、色々な面白いことが起こっています。
良い刺激になりました。



そのお出かけ先は軽井沢にあるホテル。
ご縁があり声をかけていただき、家具を製作させていただきました。

写真は室内。
今回製作させていただいたものは写していませんが、
納品したお部屋の雰囲気はこのような感じです。
その他のお部屋も全て意匠が異なっており、
とても素敵な空間でした。


実は納品したホテルの他のお部屋の家具を担当したのは、
僕の同期が勤めている南澤家具製作所さん。
帰る途中に、少しだけお邪魔させていただきました。

最近導入したというCNCがどーん!と鎮座する作業場は、
僕の作業場とは比べ物にならないほど使いやすそうで
羨ましいばかり。
いつか、
もう少し大きな作業場で作業出来る日が来ることを目標に
日々頑張っていこうと思います。


2014年11月7日金曜日

ウィーアーバッカス!!

友人2人が、ゲストハウスをやると言い出してから
もうそろそろ1年くらいが経ちます。
そのうちの1人と話をしていて、

「じゃあ、一緒に展示をしてみよう」

と、軽い気持ちで提案したのが今から半年程前。


ついに、それが現実になります。


航空券をイメージしたフライヤーは、エミちゃんのデザイン!


ウィーアーバッカス展@cafe&Gallery富雪!!
正直、ここまで本格的なものになるとは思っていませんでした。
でも、これくらい気合が入っていると展示する側として
楽しさがいっぱいです。


今回の展示では、
彼らが作ろうとしているゲストハウスのラウンジスペースを
ギャラリー内に表現します。
そこには友人で陶芸家の阿部ちゃんの器も並びます。
阿部ちゃんの器は、ゲストハウスで使用予定のもの。

僕は会場構成と家具の製作を担当しますので、
展示だけ見れば僕の展示みたいになってしまいますが、
主役はBACCHUSの2人。
展示期間中は2人が在廊していますので、
是非足を運んで、話をしてみてください。
ゲストハウスを訪れた人たちとのんびり話をしながら一杯飲む、
ってのが多分彼らのイメージしている幸せのかたちだと
僕は感じています。

展示期間内には、そんな幸せな夜を表現した
BACCHUS NIGHTというイベントもあります。
ライブあり、出前寿司ありの面白いイベントです。

僕としても初めての試みが多く、
展示する家具(もちろん展示期間中も使用できますし購入もできますよ!)も
BACCHUSのラウンジスペースを意識しながらも
自分の色をかなり全面に出した製品ばかりです。


今回は、BACCHUSの2人も什器製作にチャレンジしています。



什器のデザイン、設計は担当しましたが、
製作は専門的な作業以外は2人に極力担当してもらいました。
まだ完成していませんが、
狙い通り、カッコいいモノが出来そうです!



本音を言えば、家具や空間を見てもらいたいですが、
新たな一歩を踏み出した彼らの
出発宣言のような今回の展示に、ご期待ください!!




【ウィーアーバッカス!!展】

会場:cafe&Gallery富雪
   甲府市中央4−5−37
(駐車場はございませんので、近くのコインパーキングをご利用ください)

会期:2014年11月29(土)〜12月7日(日)
   (月・火曜日定休)
   水・木・金:18時〜22時、土・日:13時〜20時

主催:BACCHUS
黒幕:丸山農園工作室

2014年11月3日月曜日

樅の木

今月最初のお仕事は、
お客様ご支給の材料を使って
コーヒーテーブル作りです。



樹種は樅(もみ)。
クリスマスツリーでお馴染みの木ですね。
今回はデザインもお客様指定ですので
完成品はブログにアップしませんが、
面白いものになりそうです。


それにしても重い。。
生木ということで、それ相応の重さは覚悟していましたが、
どうやらつい最近伐採されたものらしく、
水分量が尋常ではありません。
1人では持ち上げることはおろか、
転がすことすら出来ません。
父に手伝ってもらいながら移動、細切り、
基準面出しと作業しています。

細切りにしたとはいえ、
推定40kg以上ありますので、油断は禁物。
腰を傷めないよう作業します。

2014年10月31日金曜日

ズボンをはいた雲

久しぶりに、専門書以外の本、
それも詩集を買いました。



ロシア・アヴァンギャルドを代表する詩人、
ウラジミール・マヤコフスキーの「ズボンをはいた雲」です。
この本は、知人が2010年に立ち上げた土曜社という出版社から
発刊されています。



―僕の精神には一筋の白髪もないし、
年寄りにありがちな優しさもない!―

「ズボンをはいた雲」より



有名な一節です。この印象が強くて、
マヤコフスキーはどこまでも突き進む革命詩人というイメージでした。

ですが、読んでみると燃え上がるような青春の叫び!というより
繊細な、どうしようもない女々しさのような、
そこには革命的な印象よりも恋愛至上主義のような、
なんとも言えない印象を受けました。
これは僕の感じたことなので、一般的な感覚とのズレは
もちろんあると思いますが、
僕にとっては日本の詩とは違うテイストの文章に触れ、
(それでも読みやすいのは訳が素晴らしいからでしょう)
良い気分転換が出来ました。

これからも専門書だけでなく、
色々なジャンルの本を読んでいきたいものです。

2014年10月29日水曜日

K様邸ソファテーブル

甲府市のK様邸へソファテーブルを納品させていただきました。



既存のオットマンの上にすっぽりと被せるタイプのテーブル。
K様邸には床暖房が設置されているということで、
ソファに座るだけでなく床に座ることも多いとのこと。
そういった場合でも使いやすい高さです。

既成品でなかなか見つけることが難しい製品でも
オーダー頂ければピッタリなサイズに製作可能です。
今回はカバ材のオイル仕上げで製作致しました。

ソファテーブル
W820×D580×H380
カバ材オイル仕上げ
参考価格:¥50,000

2014年10月5日日曜日

ダイニングチェア・ベンチ納品

台風が近づいてきている影響か、
今日は一日雨でした。

そんな中、ご注文頂いた家具を納品に行ってきました。
雨の中、濡れずに車に積み込み、
途中で搬入を手伝ってくれる友人を乗せて
2週連続の東京です。




今回お届けしたのはダイニングチェア2脚とベンチ1台。
以前ご注文頂いたアメリカンチェリーの1枚板テーブルに合わせて製作しました。
椅子はテーブルと同じアメリカンチェリーで、
ベンチは山桜で作りました。
このタイプのベンチは見た目以上に座り心地が良いと
ご好評で、これで3台目の納品です。

アメリカンチェリーや山桜は、色がどんどん飴色に変化する
経年変化が楽しめる材料です。
家で毎日使っていると気づかないことも多いようですが、
本当に同じ材料なの?と思うほど深い、味わいのある色へと変化します。
このテーブルも約半年前に納品した際は
ややサーモンピンク色に近い優しい色合いでしたが、
今は深い飴色に変化する途中にありました。






縮杢も強調されてきた感じ。
このような材料を使ってテーブルを製作できたことは、
家具製作に携わるものとしてとても嬉しく思います。

納品後にはお茶をいただきながら
お客様の娘さんたちと遊んだり、
前日に行われた小学校の運動会のビデオを見せていただいたりと
楽しい時間を過ごさせていただきました。

帰り際には近くにある高円寺麦酒工房へ案内していただきました。
僕は運転ですのでもちろん飲めませんが、
その代わりに友人がしっかりと飲んでいました。




明日からはまた違う家具の製作が始まります。
素敵なお客様との出会いに感謝しながら
目の前にある、今できることをしっかりとこなし
一生懸命作業をしていこうと思います。